ロックなヘアスタイルと言えばリーゼント。そのリーゼントのミュージシャンでもっとも美しいのは誰かを語ろうと思います。
リーゼントと言えば大きなトサカ頭を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうが実はこれ若干、誤解です。リーゼントスタイルの定義は『側頭部から後頭部をポマード、ワックスなどの整髪料で両サイドの髪を流し、後頭部でⅠの字型にぴったり合わせた髪型』。名前はイギリスの別れている二つの通りが重なるリージェント・ストリートに由来してるとか。ダックテイルと言ったりもします。
「じゃああのトサカはなんなのか?」と言いますと、あのヘアスタイルはポンパドールとかポンプといいます。ポンプアップした前髪ですね。前に垂らすように組むのがクイッフ。ビーバップハイスクールで言えば仲間がポンパドールで加藤がクイッフですね。
とはいえこのリーゼントというのは和製英語で、一般的にもリーゼント=トサカ頭なので名称にはそこまでこだわらなくてもいいかと思います。
さてそのリーゼントがもっとも美しいのは誰かと言いますとこれはキング・エルヴィス。初期のエルヴィス、特に56年のエルヴィスのポンプアップされた前髪の曲線の美しさは、今でも全てのリーゼント愛好家の語り草となっております。リーゼントの頂点は56年のエルヴィスにあるのです。ぜひ一度御覧になって下さい。
(草津A・SQUAREスタッフ 小川)